昨晩、誕生日だった僕に君からのプレゼントは君だった。
恋人宣言など、なにも意味をもつわけじゃないが、なにともお互いにそれがどういう意味をもっているのかさえ、わかっていなかったかも知れない。
恋人同士になろうか? うん
こんな簡単なキャッチボールで恋人同士になれるんだからな!
でもちゃんと君はそれを心のどこかで想っていて、決して浅くない、思慮深い事として受け取っていたのも確かだった。
どんなに時間を重ねたところであの5年前の朝とは全く違う。
少し気を抜けば転落死しかねない細い道を手をとって歩いているようだった。
名前の他にはなにも知らない君の瞳に何かを探していて、指をとっている。
そんな約束だった。
どんな気分だったのか?
そうだな!生い立ちを話してくれた君をどうしても離せなくなったんだ。
母の墓前で 綺麗な人だよ!かあさんって報告したかったこともある。
誕生日だったから、シルバーの含有率のプレゼントの伏線でもあった。
いづれにしても、君を大切に想っていた事には違いがない。

暇さえあれば、雨が降っている。
ずぶ濡れの二人。