夢の続きの夢

寒さが痛い

keyは、一人新幹線に飛び乗って、こちらに向かっていた。
この数か月、私はといえばさすがに関東での仕事が多くなり、離れて生活をしている。
それだけじゃない。
この世に生を受けてある程度の社会的地位を得たが、私の体は取り返しのつかないほど、すさんでいる。
せめて私の実の母が他界する前に籍を入れて、お義母さんを安心させたいと言ってくれたのは、Keyの方だった。

こんなに若く綺麗な子を独り占めできる。
なんて、もう既にそんな自分本位な考え方はできなかった。
それをKeyの母に伝えたし、彼女の将来の事も伝えた。
「女ってそういうものじゃないのよ」
彼女の母親は私をそうやって諭した。
隣でKeyは涙を浮かべている。
「籍を入れる事はできない」
何を偉そうに
こんなにいい話はもうこの後にはない。
そうだな、多く稼いで残してやらなきゃ。
今どのあたり?
うん!もうすぐ品川だよ!
乗り継ぎは?
スムーズだと思うよ!
谷川に乗るんだよね!
もうすぐ会える。さっきまで寒さが痛かったけど、自分の中で決めた途端に温かくなった。
みんなの公園よりも暖かい。

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