夢の続きの夢

「何処にも行かないって約束して!」


「何処にも行かないって約束して!」
この言葉が出た理由によくよく合点がいったところから、妻の心境を話すに至ろう。

昨日、コンサルを依頼してくださっている、某有名な和食料理の店に妻と二人でお邪魔した。 コンサル内容は、属人化と老害が進む和食厨房のパワハラ問題の解決と様々なアナログからの脱却、すなわちシステム開発による属人支配の抑止が中核の支援である。 仕組みで従業員を守る事が、優秀なマネージャーの条件である事も承知しているので、すぐに概ねの状況は掴めてはいたが、やはり一従業員として、そこにいるスタッフから問題を吸い上げる事が一番早く、私はそれを実行している。
つまり、調理補助兼ソリューションの発見に努めた。 妻は初対面の女性オーナーと話している。一方で私はすでに半年いっしょに働いている女性二人と世間話をしていた。「阿部さんてスーツなんですね!しかもマスクをしていない」厨房ではマスクを必ず着用するというルールはないものの、このマスクなしの甘いマスクをみて、なにやら女性二人で話している。一人はMちゃん(21歳、大学生)もう一人は中年女性Mさん(年齢不詳)。「Kさんて、顔ちっちゃ!」Mちゃんがそう言った!そして、質問された。「Kさんておいくつなんですか?」「57だよ!」それを聞くと彼女は「え?うちのパパと全然ちがう!かっこよすぎ!」私は彼女に聞いた。「おとうさんいくつ?」すると彼女は、60歳と回答し、その後、あのオーナーと話している綺麗な方は奥さんですか?と質問された。その時、思わぬ助け船!顧客からの呼び出しチャイムでMちゃんは急いで客室に向かった。流石に妻の前で妻じゃないとは言えないし、できれば伏せておきたい気満々。Mさんも「Kさんて、このあたりにはいないいけおじだったのね!」といつもよりテンションが高めで、いつもの3倍話をした。兎も角もヒアリングが目的だったし、レポートをまとめるために妻に同行させている。そのオーナーとの面識もできた為、その後すぐに帰路についた。車の中でKAIは、デレデレしてたねーとニコニコした顔で話している。オーナーさんも美人だし、良い職場ねーーーー!と。しかし、どう見てもKAIの登場は別格に見える事をこの幼妻はわかっていない。いきなり厨房にハリウッド女優がきたような衝撃を誰もが感じているような容姿である事を自覚できていないのだ!私はこれを「キャメロンに首ったけ」という表現でその俯瞰した場面を描写し伝えているものの、ピンときていない。それもそのはずでキャメロンディアスはおろか、メリーに首ったけという映画も知らないKAIなのだ。
KAIの視点は全く真逆で彼女にしてみれば、あんなに美人が多い職場で自分の夫がいつも働いている事のほうが不安でたまらないのだ。
彼女は大学卒業後すぐに父を失くしている。母とは幼いころ別れており消息も不明である。
効いているのは、北欧スウェーデン国籍を持つ母で彼女がハーフだと言う事を聞いているが、彼女にしてみれば、ようやくできた家族が私と言う事もあって、少し不安だったのだろう。
このあたりは、十分に配慮しなければと誓った。

single